19年前に作ったクイズの問題を推敲してみる
2018年のアドベントカレンダー「クイズやるひとアドベントカレンダー」の投稿記事です。
先週まで熱が40度ありましたラマです、こんにちは。
最近休日の3割くらいはクイズ関係で過ごしています。
ラマは高校のクイズ研究会に入ってクイズを始め、高校の3年間をクイズに捧げ、クイズ研究会の強さで大学を選んで、大学初日でコケる*1、以後十数年ブランク、というキャリアなわけですが、最近PCから高校時代に作っていた問題が発掘されたのですよ。
今の価値観では考えられない珍問揃いなので、その一部をご紹介しつつ、では今ならどう作るか?と推敲してみましょう。では第1問。
1514年、オランダ人フォン・デル・ホッケが何度も「et」と書き続けているうちに発明したと言われている、数学の世界共通の記号は何でしょう。
正解:+
微妙~~~!!「○○と言われている」一つのエピソードだけで、他の本を良く調べもせず問題作っちゃった感!
うーん、これは根本的に作り変えないとダメですね。こんな感じでどうかな。
(修正後)
化学では「正の電荷をもつこと」を、医学では「検査で陽性を示すこと」を、数学では「数字と数字を足すこと」を示す記号は何でしょう。
正解:+
さて第2問。
なんだこれ。 まず「中央アジア産」っていう言い方が微妙。せめてどこの国とかまで限定してよ。
数千年前のことだし、そもそも良くわかんないことを問題にしてはいけない。
これも全とっかえ!いまならこうするかなあ。
(修正後)
タバコの銘柄「キャメル」のパッケージに描かれているのは、ヒトコブラクダ、フタコブラクダのどちらでしょう。
正解:ヒトコブラクダ
作り直したらコブが減っちゃった。 続いて第3問。
正解:ワイド
ひどい!何がひどいって「拡大馬連」自体が通称じゃないか。
一部の地方競馬では既に導入されており、ってどこだよ。調べろよ。作り直しはこちら。
(修正後)
日本では1999年4月に大井競馬場で初めて発売された、選んだ2頭が1着から3着までに入れば的中となる馬券の種類は何でしょう?
正解:ワイド(○:拡大馬連、拡大馬複、拡大馬番号連勝複式)
いやあ、疲れますね。では第4問。
池に肉をはり林に肉を吊るすという、いわゆる「酒池肉林」をはじめて行ったとされる古代中国の王は誰でしょう。
正解:紂王
出た、ミスリード問題!これ序盤で「酒池肉林」って答えた人が悲しくなるやつだ。
マナー違反もいいとこですね。
「古代中国の王」ってのもイマイチだなあ。どの王朝だよ。
(修正後)
古代中国の王朝「殷(いん)」の最後の王で、妻の妲己とともにその贅沢な振る舞いが「酒池肉林」という言葉の語源となったのは誰でしょう。
正解:紂王(○:帝辛(ていしん))
ああ、見ててストレスがたまってくるのがわかる。
やっぱり昔の書き物を振り返るようなことはしちゃダメだ。やっても数十年に1回だ。
みなさんもたまに昔のPCのハードディスクを漁ってみてはいかがでしょうか。黒歴史が見つかるかもしれませんよ。
では、来年も良いクイズライフを!(今年もまだ残ってるけどね!)
*1:サークルの体験会後の食事会で、入会希望のラマを3時間以上放置し、ずーーっと内輪ネタを話していた。「この人たちクイズは強いかもしれないけど人間的にダメだな」と思い初日で逃亡。しかしクイズの強さで学力的に微妙な大学を選んでしまったことは、後のラマに学歴コンプレックスとして大きく影響を与える