PCOQ用 早押しボタンの作り方
PCでのオンラインクイズでPCOQを使うことって多いけど、ボタンがリアルなクイズっぽくなれば、もっと気分が乗るのになあ~、ってことありますよね。
というわけでPCOQ用の早押しボタンをご家庭で簡単に作る方法をご紹介します。
- 1.必要な材料を買う
- 2.工具・消耗品を揃える
- 3.作業開始
- 4.USBゲームパッドの分解(作業時間:2分)
- 5.箱の穴あけ(作業時間:10分)
- 6.ワイヤーの準備(作業時間:10分)
- 7.はんだ付け(作業時間:30分)
- 8.箱を閉じる(作業時間:5分)
- 9.テスト
1.必要な材料を買う
押しボタンにしては若干高いですが、売ってる早押し機と同じ感触のクリック感を求めるならコレ。ここはこだわらないと!キャップはお好きな色でどうぞ。
- ノーブランド USBゲームパッド(400円)
秋葉原のジャンクショップで調達してきました。すごくダメな感じのデザイン!
ちゃんとしたエレコム製とかなら900円くらいで売ってますかね。ちゃんとしてないやつでOK!
- プラスチックの箱:タカチ電機工業 SS-160B(529円)
これも丈夫で穴あけが可能な箱でありさえすればなんでもいいです!
いちおう、ゲームパッドの基盤が入るくらいの大きさが必要。(基盤をカットしてもよいけど)
2.工具・消耗品を揃える
- はんだごて(必須)
- はんだ(必須) 何でもいいです
- ワイヤー(必須) 電子工作用電線。何でもいいです
- プラスドライバー(必須)
- 電動ドリル(あると楽だし仕上がりが綺麗) なければキリとかで頑張って穴を空けよう
- ワイヤーストリッパー(あると気持ちいい!なければカッターかハサミで可)
3.作業開始
まず怪しいUSBゲームパッドが動作するか確認。
PCOQのコントローラー設定では一応認識されるっぽい。
別PCでPCOQのサーバとクライアントを起動しておき、主PCのクライアントから接続。解答者として自分だけが表示されます。
ポーン!ついた!
4.USBゲームパッドの分解(作業時間:2分)
じゃさっそくゲームパッドを開けちゃいましょう。ドライバーでネジを外すだけです。
カパッ
裏返すとこんな感じ。
5.箱の穴あけ(作業時間:10分)
ゲームパッドのUSBケーブルの太さは4mmってとこ。押しボタンのボタン枠部分の太さは・・・うーん、9mmちょいってとこかなー
まず4mmをいきますか。箱の上蓋と本体を跨ぐような位置に穴を開けないと、ケーブルを通しようがないので注意(あたりまえだけど)
ドギャアアアアアアア!10秒くらいで空きました。
続いて押しボタン用の穴。適当な位置に狙いを定めて・・・
このへんかな。
ギュインギュインギュイン・・・
※しっかり押さえつけないと箱が回転するので注意
開きました。
あれでもなんか入らない。穴が小さかったか。ドリルのピットを10mmに変えてやり直し。
ギャオンギャオンギャオン・・・
こんどはぴったり。
6.ワイヤーの準備(作業時間:10分)
USBゲームパッドのボタンと押しボタンをつなぐ電線を準備します。
電気が行って帰ってくるんだから、2本必要ね。
だいたい20cmくらいあればよさそうかな。
こんくらいかな。
2本目はなんとなく黄色にしようか。
さて電線が切れたら、ワイヤーストリッパーで被覆を剥きます。気持ちいいところ!
※持ってない人はカッターかハサミでなんとかしましょう
はさんで・・・
引っ張ると・・・
スポッ!内部の金属線には傷をつけず、被覆だけ綺麗に取れます。素敵!
これを前後2箇所×2本分繰り返します。
7.はんだ付け(作業時間:30分)
さていよいよゲームパッドの基盤と早押しボタンをつなげましょう。
どのボタンでもいいけど、Aボタンにしとこうか。
Aボタンは、基盤で「K2」とプリントされているところの右側。
ここのEみたいな形の金属と、逆Eみたいな形の金属が繋がってそうで繋がってない。
でもAボタンを親指で押すと導電素材が降りてきて繋がる、すると電気が流れる、と。こういう仕組みなのですね。
でもEと逆Eが繋がらないようにはんだを流すのは難しすぎるので、今回は「K2」のすぐ右にある○と、「K7」のすぐ左にある端子にワイヤーをはんだ付けします。
それぞれE・逆Eと同じプリント上にあるので(水色の領域が繋がってるでしょ?)、そんなユルい感じで良いのです。
まずK2の右の○にはんだを盛ります。
盛れたら・・・
ワイヤーを差し込む!
でもワイヤーにくせがついててうまくいかない。
なんか綺麗じゃないけど、まあ良いでしょう。
K7の左の端子も同様に。Eと逆Eには苦労した証の焦げ目がつきました。
さてボタン側にもはんだ付け。ワイヤーをてきとうにネジって端子に巻きつけます。
もう一個のほうにも。上から2つ目の端子です。
※VAQ-4シリーズのボタンには3つ端子があります。ボタンを押していない状態では上から1つ目と3つ目が繋がっています。ボタンを押すことで上から1つ目の端子が離れ、上から2つ目と3つ目が繋がるようになります
それぞれはんだを盛ったら(電気的には)完成。
8.箱を閉じる(作業時間:5分)
さあいよいよ最後の工程です。ボタンを装着して箱を閉じる!
押しボタンの邪魔にならなさそうな位置に、ビニールテープで基盤を貼り付けます。
上蓋の裏からボタンを差し込んで・・・
ボタンに付属のナットで締め込み。
上蓋がちゃんと閉まることを確認しましょう。
ぴったり。(ほこりがついて汚いけど)
いよいよ箱のネジ止め。このネジを二度と開けなくてすみますように・・・
最後の一個のネジ止めが済んだら・・・
半月型の枠に沿って、ボタンのキャップを差し込みます。
グググッ
カチッ!と手応えがあれば作業完了!おつかれさまでした。
9.テスト
さあ動くかなー?
PCに接続してテストしてみよう。
問題。日本の首都は東京ですが、アメリカの・・・
ポーン!ワシントン!動作良好です!
というわけでPCOQ用 早押しボタンの作り方でした。みなさん良いクイズライフを!
ラマ